インタヴュー書き起こし

　2004年2月9日にキッズステーションで放映された、『アニメぱらだいす』内コーナー『松井悠のゲーム道』のインタヴューを書き起こしたものです。

　松井：今回は、わたくし松井が、個人的にひじょーに興味のあるタイトル『鉄騎大戦』、こちらについてお話をお伺いしたいと思います。

　稲葉：まずね、『鉄騎大戦』っていうのは、『鉄騎』を買ってくれた人へのサービスなんですよね。やっぱり、それが一番強いんですよ。『鉄騎2』っていう気持ちで立ち上げたプロジェクトではなくて、『鉄騎』っていう、僕らの凄く壮大な、馬鹿なプロジェクトに付き合ってくれた人たちに、こういう楽しみもあるよ、って言うものなんですね。だから仲間内のお祭りみたいなもんなんで、もう本当に好きなように盛り上がってくれればいい、ってことですよね。フインキが大事ですからね、このゲームってコントローラも何もかも含めた「らしさ」が必要とされるゲームなんで、戦場の臨場感を出すのに手続きっていうのを、まぁ儀式ですけど、そういうのが逐一ゲームには欠かせないものだと思いますよ。

　河野：結局、どんな強いものに乗っても、どんなにパワーアップをしたっていうものがあっても、コミュニケーションが下手な人間は勝てない、っていうものにしたかったんで。そういう意味では、自分の操縦技術もそうですけど、コミュニケーションスキルが上がったっていうことが、一番大きな（成長の）実感だろうな―と。だからそういう意味では、それ以外のところでレベルアップっていうのはあんまり変わんないかなと。
　私も、実はこっそり名前を変えて潜り込んだりしてまして、初心者の振りをして「お願いしまーす」とビッツを使ったりしてたんですけれども、そんときにやっぱり皆さん非常に優しく指導してくれて、楽しく遊べたっていうのがあって、こういう雰囲気を本編でもユーザの皆さんで作ってくれればと思います。
　皆さんの期待を裏切らないものにはなったと思いますので、よろしくお願いします（礼）

　松井：本日はどうもありがとうございました（礼）
　河野：はい（礼）